先週(2月21日)買った上原ひろみのニューアルバム「タイムコントロール」は愛聴ジンクスにハマりつつある。
過去に購入したCDで、永い期間を経て愛聴版に格上げされているものは全て下記の条件に当てはまる。
- 最初はピンと来ない
- そのミュージシャンを意識せず聴けるようになる
- そのミュージシャンの新たな存在感を感じる
例えば、僕の大好きな松岡直也においても、新しいアルバムを聴くたびに「これってイメージ違う」という感覚が先行する。
そしてしばらく(2〜3日であったり2〜3ヶ月であったり)そのアルバム聴かなくなるのだが、そのアルバムをきっかけに過去の聴いてなかった音楽たちが気になり、聴く範囲が一時的に広がる。
そしてまた何かのきっかけで新しいアルバムに戻ってくると、もっと新鮮な耳でそれを受け入れられるのである。
その後、その新しいアルバムの中での該当ミュージシャンの存在を認識するようになる。
上記条件の1〜2へ移る過程において、過去のライブラリからまったく別のものを聴く期間が入るのだが、今回はなかなか面白い現象が起こった。
先週後半好んで聴いていたモノは
- Ridge Racer Direct Audio (ASIN:B0007URZKG)
- Ridge Racer Type4 Direct Audio
- Gran Turismo 2 Original Game Soundtrack (ASIN:B00004T43O)
- カシオペア:4×4 FOUR BY FOUR (ASIN:B00005ULJ4)
と言う感じで、騒がしいゲームミュージックがメインになってる。
そしてなぜかカシオペア。
恐らく自分のライブラリにありながら、カシオペアを聴いたのは数年ぶりだ。
そんな過程を経て上原ひろみの「タイムコントロール」を聴きなおしてみた。
初回よりも自然にイイ感じで耳に入ってくる。
そう、恐らく初回は「ひろみの新作」という先入観が強過ぎて、自然な聴き方(受け入れ方)をしていなかったに違いない。
これは Sonicbloom というバンドのサウンドなのである。
昔フュージョンバンドをやってる時のリーダーのコトバを思い出した。
- リーダー
- 僕らの音楽の聴き方って間違ってると思わない?
- しゅんろ〜
- どーゆーいみ?
- リーダー
- この曲を聴いてどの音が気になる?
- しゅんろ〜
- やっぱサックスとかパーカッションかな
- リーダー
- 僕はベースラインが気になる
- しゅんろ〜
- やっぱ自分のパートが気になるのは当然ぢゃないかな
- リーダー
- それって製作者の意図に反してすごくイヤラシイ聴き方だと思わない?
そういう聴き方をしてる限り演奏も上達しないような気がする
なるほど〜と感心しながらもなかなか実践できないことなのよね。
そして今回「タイムコントロール」で、そのピアニストの過去の存在感が大き過ぎて「イヤラシイ聴き方」をしていたような気がする。
上原ひろみという大きな名前を伏せて Sonicbloom というバンド名だけでCDが出ていれば、また違った聴き方ができたのかも知れない。
まったく違ったジャンルのバンド名も明確で無いゲームサントラとか、各ミュージシャンの名前よりもバンドイメージだけで聴いてるカシオペアなどを聴くことによって耳を慣らさないと受け入れられないほど、上原ひろみは変貌(進化)していたのだと感じる。
というか、僕の耳が固くなっていたと言う方が正解かな。
素直さが足りないな。
自分の世界をいつの間にか狭くしちゃってる自分に気づいた瞬間だわ。